2018.01.09 Tuesday
雇用改善の兆し
今年は、戌年。正月明けの連休も終わり、本格的な始動となりましょうか。
「雇用改善の兆し」
11月の完全失業率(季節調整値)が、前月比0.1ポイント低下した2.7%となり、5カ月ぶりに改善されたことが総務省より発表されました。
1993年11月以来24年ぶりとなる低水準でした。総務省では、「雇用情勢がよくなり、幅広い産業で仕事を得る人が増えている。」と分析しています。
また、厚生労働省による有効求人倍率(季節調整値)の発表では、前月比0.01ポイント上昇の1.56倍となり、2カ月連続で改善されました。
完全失業者数は、前年同月比19万人減の178万人で、90カ月連続で減少となっています。新規に就職する人が増加する一方、諸々の事情で仕事を辞める人は減少しており、全体として就業率の上昇傾向が続いています。男女別の失業率は、男性が前月と同じ2.9%で、女性は0.1ポイント低下して、2.5%でした。
有効求人倍率は、近年、景気回復と企業の人手不足感から5年以上にわたり右肩上がりの上昇となっています。
大都市圏など、地域によっては、人材確保は、今後ますます困難な状況になることが予想されます。